■ 球技の能力

走る・捕る・投げる・打つなどは球技における絶対的な基本といえるものです。テニスは球技です。これらの動作がきちんとできなければ、たとえショット技術だけを覚えていても、ボールに入り込んで打つことはできないでしょう。
これまでの指導現場の多くが、”型”から入っているものがほとんどです。しかし、テニスの型を覚える前に、こうした球技の基本能力を高める方が、テニスの上達は望まれるのです。その、プレーをする上でベースとなる根幹部分を適切な時期により多く取り入れています。

まずは、姿勢 最も動きやすく、安定した正しい姿勢がすべての運動の基本となります。この姿勢には、立つ・寝る・横たわる・座るなどの運動を伴わない「静的姿勢」と、歩く・走る・投げる・打つなどの「動的姿勢」があります。これだけではピンとこないかもしれませんが・・・・、では、良く指導現場で耳にする「構えて」って言葉がありますが、これはどちらに入りますか!?

この「構え」 この部分でも、かなり間違った解釈や考えが多く広がってしまっています。本当にその構えで、直ぐに動きだせますか!?

構える、備えるなどの「基本動的姿勢」をしっかりと理解することが、すべての動きの第一歩です。